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グループ対抗でプリントをする
これは、生徒たちの反応は割と良くて、一生懸命に解いてました。ただ、このやり方に関しては、楽しい時間にする!と割り切って取り入れる分には構わないと思いますが、テスト対策としてはあまり意味が無いと感じています。一応メリットとデメリットをあげてみましょう
メリット
- 盛り上がる
- 生徒たちが必死になって取り組む(ように見える)
デメリット
- 目的がチームが勝つことになる
- チームに1人得意な子がいればその子だけが問題を解くことになる
- 解説する時間がない
- 解説をしても、聞かない。
このやり方は、その時は楽しいですが生徒の実になるかというとそうではないと感じます。ただ、普段の授業で何か変化が欲しい時には取り入れても良いのではないでしょうか。結構盛り上がりますよ。
あれこれ考えたり、調べたりしながらたどり着いたベターなテスト対策の時間としてはこれです。
生徒たちにテスト問題を作ってもらう
これは、中々楽しかったです。
具体的にやり方を説明すると
- 白紙の紙を配る
- 1〜10までの番号を書かせる
- 教科書やノートから問題を作るように伝える
- できた問題を右隣の人に渡して解いてもらう
- 問題を返して採点してもらう(この時に間違えていた答えは赤で正解を書く)
- 答案を返して復讐をしてもらう
という流れです。
初めは戸惑いながら、取り組む生徒たちですが、だんだんと問題作成に集中しだします。「良い問題があればテストに採用するかも」と言うとやる気を出してくれる生徒もいました😅
これもメリットとデメリットを考えます。
メリット
- 問題を作る時に、答えについてよく考える時間が取れる(例えば、長屋王の変、を答えにしたかった場合、光明子の立后問題や藤原四氏のこと長屋王がどんな人なのかということなどを考える必要がある)
- 出題者側の意図が少しわかる
- 生徒自身が主体的に取り組める
デメリット
- 知識と理解が求められるので、問題作成自体が難しい
- 問題自体が間違っていることがある
- 時間配分が難しい
これの最大のメリットは知識の理解が深まるというところにありますが、その知識が無い生徒にとってはむちゃくちゃ難しく、10問作れない生徒も沢山います。中には凝りすぎて3問しか作れなかったという生徒もいました。
決して良問ではないにせよ、問題を解く側ではなく作成する側の理解が高まるようにと考えているので、その点では、このやり方が個人的に良いかと思います。
実際、今日の世界史の授業でやってみたのでその記録を次のページに残したいと思います。